7月15日の状態。
MOG-A1菌は48時間後に添加されたが、培養基は全てMOG-A1菌のコロニーに覆われている。
48時間前に落下した空中浮遊微生物胞子のコロニーは一つも発生していない。
MOG-A1菌は、高温条件下でも、先に落下した多様な微生物の胞子、芽胞を休眠、不活性化させ、
培養基を占有支配している。
このことは、SmartMax GreatRay溶液を土壌に灌水、茎葉に葉面散布した場合、
この試験の培養基と同じように、MOG-A1菌が占有菌となり、病害菌を不活性化させていると思われる。
日本列島には春夏秋冬の季節の変化があり、これは同時に農業圃場における温度変化である。
土壌、茎葉、空中浮遊微生物の生活も、この季節の環境の変化の下で営まれている。
病害菌の繁殖消長も・・。
MOG-A1菌は「低温下条件」では、多様な微生物に対して「絶対王者的」な能力・・・・
「低温活性」、「低温繁殖スピード」でエリアを逸早く占有支配し、多様な微生物の「休眠」「不活性化」を誘起させて、
繁殖を抑止、阻害していることが日本再生循環緑化研究所の一連の試験で解明している。
この能力が真夏の圃場でも同じように発揮されているいるのか。
この問題を検証する試験を下記のように行った。
試験材料
オートクレイブしたハイポネックス培地 300ccフラスコ。
試験方法
上記のフラスコを24時間放置し空中浮遊雑菌の落下胞子を捕捉培養。
培養温度 最低18℃、最高37度。室内静置培養。
48時間後、この培養基「MOG-A1菌」懸濁液5ccを添加。 上記温度で培養。
処理日 7月4日
写真 7月15日
## 48時間遅れでMOG-A1菌が先行活性している多様な空中微生物に「勝つ」ことが出来るのか。
こういうハンデ、時間差は農業圃場の微生物社会では常にある。
都市で言えば「旧市街地域」。そこに他所から移住してきた人もいる。
菌社会も同じである。
## 植物病理の微生物培養検定、土壌の多様な微生物活性検定では、この「ハンデ」は削除されて、
スタートラインに一斉に並んで走り出す・・・。
休眠している菌をも・・・活性化させて走らせる!
休眠している細菌、胞子では検定できないからである。コロニーを作らせる・・・。
こういう生活、社会は・・・圃場にはない。
培地というのは新しく造成された分譲住宅地。
一斉にいろいろな人たちが住む。
それぞれコロニーを作る。
ここには旧地主もいなければ・・・何十年のキャリアの町会長もいない。
土壌の多様な微生物の活性化検定というのは、こういうもの。
このことが植物の生育、免疫の検定に正しい数字化出来るのか???
病害菌も・・・交じっている・・・。
高温条件下における空中浮遊微生物とMOG-A1菌の
繁殖スピード試験(エリア支配競争試験
suma-to siken 206